そのままデータをキープしておくメモリ【ROM】

ROM


SNSや掲示板で「ROM専」という言葉を目にすることがあると思います。この「ROM専」という言葉は、今回この記事で解説する”ROM”が由来です。つまり「他人の投稿を読むだけ、見るだけ」のユーザのことを指します。しかし、大元の”ROM”は必ずしもそうではありません。

この記事では”ROM“について、「読み出し」と「書き込み」の側面から解説していきます。

ROMとは?


ROM(ロム)とは“Read Only Memory”の略で、データを保存しておくための半導体メモリのことです。RAMとは異なり基本的に読み出し専用です。

「基本的」というのには理由があります。ユーザーが書き込むことができる「PROM(ピーロム)」というものも存在するからです(正式名称は”Programmable ROM”)。PROMについては後述します。

ROMの用途


ROMはゲームソフトや家電、ロボットなどの組込みプログラムを格納したり実行したりすることに利用されます。以下がその実例の一部です。

BIOSの格納


ここでBIOSという言葉が出てきましたが、BIOSはコンピュータをハードウェアレベルで起動させるためのプログラムのことだと捉えていただいて大丈夫です。BIOSはパソコン内部のROMに格納されていてRAMにて実行されます。

ゲームソフトの供給


家庭用据え置きゲーム機や携帯ゲーム機用のゲームソフトを格納・実行することに利用されます。

とはいえ、これは1980~90年代ごろのゲーム機についてのことでしょう(ファ◯コンやゲーム◯ーイなど)。現在はセーブ用のメモリがしっかりありますよね(ゲームはあまりしないため詳しくは分かりかねますが……)。

ゲーム



ROMの性質


コンピュータの電源を切ってもROM上のデータは保持されます。この性質をデータが蒸発しないさまから不揮発性といいます。

前述のBIOSが消えてしまってはパソコンを起動することができなくなりますし、電源を落とした後にゲームソフトが消えてしまったらもう二度と遊べません。重要なプログラムを格納するためにはROMが必要なのです。

ROMの種類


ROMは読み出し専用の記憶装置ですが、紫外線(UV)や電圧などにより書き込むことが可能なものもあります。

マスクROM


読み出し専用再書き込みは不可です。ゲームソフトや家電、ロボットなどの組込みプログラムが内蔵されます。

UV-EPROM(ユーブイイーピーロム)


こちらは再書き込みが可能です。しかしその際に全データを消去する必要があります。紫外線照射によってデータをすべて消去し再び別のデータを書き込みます。太陽光でデータが消えないように読み取り部分は保護されています。

EEPROM(イーイーピーロム)


こちらも再書き込みが可能部分消去書き込みもできます。電圧をかけて処理がなされ消去と書き込みは1バイト単位で行うことができます。

フラッシュメモリ


電圧をかけて全消去・部分消去できます。用途としてUSBメモリSDカードなどがあり、磁気ディスクの代わりとなる大容量のSSDにも利用されています。





それでは、今回はここまでといたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。


ROM
最新情報をチェックしよう!