それは目的次第でどうにでも変わる【ハードウェアとソフトウェア】

ハードウェアとソフトウェア


コンピュータは5つの機能から構成されますが、これはハードウェアというくくりにのみ着目した考え方です。より大きなくくりとして、コンピュータは「ハードウェア」と「ソフトウェア」に分けることができます。

この記事ではコンピュータを構成するハードウェアソフトウェアという区分について触れていきます。

ハードウェアとは?


ハードウェアはコンピュータの機能を構成する装置全般のことを指します。マウスやキーボード、USBメモリなどのデバイス、ディスプレイやプリンタなど、目に見える機器はすべてハードウェアです。

ハードウェア=装置
ハードウェアは実際に装置として目視できます。


ちなみにコンピュータの5大装置についてはこちらにまとめてあります。この記事の理解を深めるために一読してみると良いでしょう。

ソフトウェアとは?


ソフトウェアはコンピュータ上で動作するプログラムアプリケーション全般のことを指します。そもそもソフトウェアがなければハードウェア、つまりコンピュータが動くことはありません。

 コンピュータ
 ソフトなければ
 ただの箱


という有名な川柳もありますが、これはハードウェアとソフトウェアの関係を的確に表現しています。まさしく「言い得て妙」です。

ソフトウェア=電気信号
ソフトウェアは電気信号として存在しています。
一応ソースコードで視認することは可能ですね。

ハードな「シャリ」とソフトな「ネタ」


ここでソフトウェアとハードウェアについて物理的な側面から深掘りしていきます。

ソフトウェアは電気信号となってCPUによって扱われますが、そのような意味ではソフトウェアはハードウェアに乗っかるかたちで動作しているといえますね。

そして、ハードウェアを組み替えることに比べれば利用するソフトウェアを切り替えることは比べようのないほどに簡単であることは、みなさまも経験上ご存じでしょう。なにせクリックだけで起動したり切り替えたりできるわけですからね。


個人的に、これはちょうど「江戸前寿司」にたとえることができると思っています。つまり、シャリの部分がハードウェアネタの部分がソフトウェアというわけです。シャリの部分をパンに変更することは難しいかもしれませんが、ネタはお客の要求次第でいくらでも変えられますからね。

これはユーザーの要求(操作など)によってソフトウェアを容易に切り替えられることと同じだといえます。その「ネタ」を替えるのは板前、つまりコンピュータの仕事だといえますし、我々のようなエンジニアの役割とも言えます(後者の方がしっくりきますよね)。

物理的側面
※左からブラウザ、ワープロ、表計算………
あくまでたとえ話に過ぎませんけどね(笑)

ソフトウェアとハードウェアの違いとは?


ハードウェアを物理的なモノとして、ソフトウェアは抽象的な考え方として存在する。大方この捉え方で間違いはありませんが、個人的に疑問を抱く部分もあります。

ハードウェアはカスタマイズ次第で柔軟に扱えます。USBひとつでハードディスクの容量を増やすことができますし、パソコン内部においてはメモリの増設も可能です。

ソフトウェアは運用次第でいくらでも硬直します。保守性の低い、つまり不具合の修正や機能の追加が困難なソースコードなどはいくらでもあるわけです。さらに、実はソフトウェアにも耐用年数(平たくいえば「寿命」のこと)があったりします。

以上を踏まえると、ハードウェアとソフトウェアの違いについて考える際には着眼点を変えてみる必要が出てくるといえます。ここでは用途の側面で考えてみることにしましょう。

ハードウェアは「目的のための手段」


これはごく当たり前のことですが、コンピュータそのものがなければコンピュータを活用することはできません。

つまり、何かをしたいときに道具がなければ目的からは一気に遠ざかります。そもそも目的を達成できないかもしれません。手段がなければ目的を果たすことは到底できないわけです。実機がなければプログラムも組めませんし、そもそも作業の効率化もなにもありません。

ハードウェア目的のために必要不可欠な手段だといえます。

ソフトウェアは「目的のための手順」


仮に有効な手段として高性能なコンピュータがあったとします。しかし適切に扱わなければたちまち「宝の持ち腐れ」となるでしょう。高いコストをかけたところで活用できない、これはよく起こり得ることです。

つまり目的を果たすための道具があるにもかかわらず有効活用するための手順がなければ出来ることは一気に限られてしまうということです(むしろマイナスの効能を生む)。

極端なたとえですが、これはちょうどパソコンでマインスイーパーやソリティアでひたすら遊ぶのと同じことだといえます。

コンピュータを使う目的は「人間側」にある


  • 書類を作って容易に複製できるようにしたい
  • ブログ記事を書いて世界中に共有したい
  • アプリケーションを作って広告収入を得たい
  • ブロックチェーンや人工知能を実装したい
  • ロボットを動かして肉体労働を代わってほしい


実は、これらの目的はハードウェアにもソフトウェアにも存在しません。すべて人間の意図の中にあるといえます。

ハードウェアは機械として物理的に存在し、ソフトウェアは「0」と「1」の素子として存在する………といったように表面上で区別することはできても、人間側の目的次第でハードウェアは「ソフトウェア」に、ソフトウェアは「ハードウェア」になり得るわけです。

もはや処置なし?

ピコッ ピコッ ………


プログラムもこうなったら「処置なし」でしょう。
それなりの運用が必要となりますが、それはまた別の話です。





それでは、今回はここまでといたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。


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